全体のベースになっているアレンジと曲順は、散会時のツアーでの、Keyboard主体のアレンジ(アフター・サーヴィスで聴ける、あれです)なんだけど、4曲目のBehind The Maskは、再生時のアレンジ(From TECHNODON LIVE)を踏襲していたりなど、相当YMOのアルバムを聞き込まないと、再現できない音に溢れています。
最初の「プロパガンダ」から「東風」にいたるつなぎ方、最後の三曲のつなぎ(Nice Age → テクノポリス → ライディーン)なんかもばっちりで、音を聞くだけでもたいした出来。凡百のカバーアルバムは軽く凌駕してる。
その音の上で唄う、このアルバムの主人公である「初音ミク」もなかなか!「君に胸キュン」なんかで顕著ですが、あの「ユキヒロ節」をいちゃんと再現してるじゃないですか! こいつは凄い。
「過激な淑女」は、正直、このバージョンを聴くまで、YMOの中でも数少ない苦手な曲だったんですが、初音ミクが唄うことで、初めてこの曲の神髄をしった気がします。 いやいや、名曲じゃないですか。一説には中森明菜に唄ってもらう企画があったらしいですが、確かに女性に唄ってもらうべき曲だったんですねぇ、こいつは。
ロータスラブなんかも、このアルバム作ったときにVocaloidという概念があったら、YMO自身がボーカルとして採用していたんでは?くらいのはまり具合です。あの一種哲学的な歌詞と淡々とした音のは、この無機質感満載のボーカルでこそ、生かされるのでは?と。神々しい・・・。
と、何しろYMO好きなら必聴のアルバムです。gdgd言う前にポチッとしたまえ!!
※聴くときには、いい音のするヘッドホン、あるいは大音量でこれまたいい音のするスピーカーで聴くことを強くお勧めします!
Hatsune Miku Orchestra HMOとかの中の人。(PAw Lab.) おすすめ平均 これ聴くなら、AFTER SERVICEでいい、神経逆撫でする作品。 オススメしない ノスタルジw すばらしいです ソワカちゃんがYMOを歌っている。 |
1. プロパガンダ
2. 東風
3. 以心電信
4. ビハインド・ザ・マスク
5. 中国女
6. 音楽
7. 希望の河
8. キュー
9. 手掛かり(KEY)
10. 過激な淑女
11. ロータス・ラヴ
12. 君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス-
13. ナイス・エイジ
14. テクノポリス
15. ライディーン
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