2009年10月13日火曜日

FRAME OF MIND/安部 恭弘(1985)


FRAME OF MIND
さて、秋に聴きたいアルバム第二弾は、僕の大好きなアーティスト「安部恭弘」さんのこの一枚。
このアルバムの一枚前(通算3枚目)が、僕が安部さんを知ったきっかけの「Double Imagination」(日産スカイラインの宣伝で流れてました)が入った「SLIT」(彼の3枚目のアルバム)というアルバムだったのですが、この「SLIT」は、彼自身が言っているように、アレンジャー 清水信之さんが、かなり実験的なアレンジを施している、スリリングなアルバムだったわけですが、この反動で、同じアレンジャーでも、こちらのアルバムはオーソドックスなアレンジを施した、ある意味聞きやすいアルバムとなっています。
「彼(清水信之さん)の中では「SLIT」はちょっとやりすぎたという思いがあったらしく、次のアルバムでは、安部恭弘のファン層を広げるためにもう少しナチュラルで手触りが優しい感じにしようと、彼が提案してきたの」
(FRAME OF MIND:安部恭弘×片寄明人 対談 より)
 そういった「ナチュラルで手触りが優しい」部分が、今の季節にピッタリの音となっている、そんなアルバムです。

お勧めはこの季節聴くのにピッタリな Heart Warming な「Steppin'」 ちょっと切ない「PUMPS」、夏の終わりを感じさせる「So Good So Fine」(カリブを題材にしてますね)、彼のバラードの中でも屈指の名曲「Close Your Eyes」等々。聴き所満載のアルバムとなってます。

そういえば、このアルバムだけ、安部さん本人がほとんど作詞をしていて、それも、他のアルバムとは一線を画したものになってる要因かもしれないですね。

秋を感じながら散歩のおともにどうでしょう?

※清水信之さんは'80〜'90のJ-POPを語る上で必要不可欠のアレンジャーです。僕は、一時、アレンジが彼のアルバムなら何でも買ってるみたいな時期がありました(^^ゞ 。いつか突っ込んで書いてみますね。

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